健康について
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健康とは何でしょう


「健康」とは何でしょう。
WHO(世界保健機関)は、その憲章の中で

健康は身体的にも精神的にも社会的にも完全に良好な状態をいい、
単に病気がないとか病弱でないということではない。

と定義しています。
 しかし、実際には健康の概念は医療技術の発展とそれに伴う疾病の変遷とともに変化してきました。

  感染症などの急性期疾患が多かった時代では、そのような疾患にかからないということが「健康」であると考えられていました。
  つまり「健康」を、「
病気でない状態」という消極的な意味で使われることが多かったのです。従って「予防」も 、感染の機会を避けることを意味していました。

 第二次大戦後、臨床医学は目覚ましい技術革新を遂げ、急性期疾患は激減しました。それに伴い健康の概念も「病気でない状態」という消極的な意味から、もっと積極的な意味で「病気と対比した理想的な状態」に変わってきました。つまり健康の質が問われるようになってきたのです。

 1970年代になると、医療技術の更なる高度化で様々な新しい治療法が開発されました。しかし、一方で医療費の増加による負担問題や成人病などの慢性疾患の増加などで、医療の在り方が問われることになりました。

 さらに1977年、アメリカ上院栄養問題特別委員会が
いわゆる
マクガバンレポートと呼ばれる報告書を発表しました。
要点は、
  
成人病は間違った食生活が原因で起こる食源病
  
現代の医学は栄養に盲目な片目の医学 
          の2つでした。

 1980年代になると、ヨーロッパで提唱された「西暦2000年にすべての人に健康を」運動(HFA2000)を軸に健康増進の国民的運動は世界中に広がり始めました。

 欧米では、ウェルネスという健康観が普及し始めました。ウェルネスという健康観は、病気であるかないかという二つの区分をするというのではなく、健康にはレベルがあって、それはどんどん高くしていくことができるというものです。

 そして、成人病(生活習慣病)の大半は、患者のライフスタイルと密接にかかわっていることが分かってきました。
 具体的には、
食生活や、運動、喫煙、飲酒、休養、ストレス管理などの日常の生活習慣が成人病の進行度を直接左右するファクターになっているらしいということです。

このウェルネスの考え方が広がってくると、食生活、飲酒、ストレス管理などという日常の生活習慣をコントロールすることにより、健康の質の向上や病気の予防はできるという認識がなされるようになってきました。 

 

このような流れの中でセルフケアに対する認識と要求が出てきたのです。

セルフケアとは

 自分の健康は自分で守りたい。(健康管理は自分の責任で)

 健康を守る方法は自分で選択したい。

 より質の高い健康的・衛生的な生活を送りたい。

  というものです。

1982年アメリカの国立科学アカデミー全米研究協議会は、
食事でガンが予防できる可能性を認め、
ガン予防の食事についてのガイドラインを発表しました。

その後、アメリカの国立衛生研究所や国立科学アカデミーなどの政府機関が、食による疾病予防策を研究し始めるようになりました。

 このような流れに乗ってサプリメントを含む健康食品が脚光を浴びるようになり、サプリメントも普及し、健康増進に大きく役立って来ました。

 1990年代になると、遺伝子の研究と老化科学の進歩により、健康増進を柱とする新公衆衛生運動は開花期から爛熟期へと飛躍的な発展をみせることになります。 
「ウェルネス」という健康観に替わり「オプティマル・ヘルス」という健康観が普及し始めました。これからの時代は最高の健康の状態で長寿を生きていくという時代です。
 オプティマル・ヘルス(Optimal Health)とは心も身も生き生きとして最高の健康状態のことをいい、70歳なら70歳で作りうる最高の健康、75歳なら75歳の、80歳なら80歳の、つまりその時その時の年齢での最高の健康状態を表している言葉です。

 人間が生物学的にもっている機能や特性、知恵、行動力など様々なものを含めたオプティマルヘルスを実現し、最高の歳のとり方をすることをオプティマル・エイジングといいます。

 



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